2.プレイングを書くポイント

情報を整理しながら、あなたは、そしてあなたのPAはこの状況に対して何をしたいと感じましたか? この状況を打破する素晴らしいアイディアが思い浮かびましたか? それを文章にしてマスターに教えること、それがプレイングです。
 ただ、あなたの考え出した素晴らしい作戦や行動もマスターに理解されなければ何にもなりません。PAの行動をマスターに誤解を与えることなく伝えるかがとても重要になってきます。

●動機・目的・手段
 では、どうすれば誤解をマスターに与えずに自分の意志を伝えることができるでしょうか。ポイントは動機・目的・手段の3つをハッキリさせることと言われています。
☆動機
自分がどう思って、こういう行動を起こしたのかという理由です。
☆目的
何を求めての行動か、この行動によってどの様な展開を望んでいるのかをハッキリさせることです。リプレイから予想される、希望的観測を書いてみるのもいいと思います。
☆手段
どの様な方法で目的を成功させようとするかを書きます。方法は具体的であればある程、良いでしょう。

 例えば『今日は寝坊をしたので朝飯を食べることができなかった。しかも朝から外回りの仕事で歩き回ったせいで11時ごろから腹の虫がなってしょうがない。やっと午前中の仕事が終わった。時計を見るととっくに12時を過ぎていた。』というリプライをもらったとしましょう。このリプライを読んで、あなたはどんなプレイングを書きますか?

(例1)
昼時で空腹で死にそうなので、近所のコンビニに行って弁当を買って食べる。
 これならば動機である空腹、 手段であるコンビニに行って弁当を買う、 目的である食べるがハッキリしています。

(例2)
昼時で空腹で死にそうだ。
とても空腹なのは分かります。しかし、目的や手段が書かれていないため、PAが何をしたいのか分かりません。

昼時で空腹で死にそうなので、弁当を買ってくる
 この場合は動機と目的は書かれていますが、 手段がありません。どこに買いに行かせていいか、マスターには伝えられていません。行きたいと思っているコンビニに行かせてもらえればいいのですが、パン屋さんに行ってみたり、最悪の場合はお弁当を探せなくて空腹でフラフラしながらも、午後の仕事に向かわねばならないかも知れません。
 何をどう書いていいか分からない時には、まずは動機・目的・手段を意識して書いてみましょう。

注意
 全然手段が思いつかなかったり、ハプニングを楽しみたいのならば、省略しても構いません。但し、完全にマスターにお任せなので何があっても文句は言えませんよ。